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看護師がプラスで取りたい民間資格27選!取得するメリットや注意点も解説

看護師の民間資格

「将来のキャリアの選択肢を増やしたい」

「給与アップを目指したい」

などの理由で、看護師の仕事をしながら、資格取得を検討している方もいるでしょう。

しかし、看護師に関連する資格といってもさまざまな種類があり、資格取得の目的や取得条件に合わせて、取得する資格を選ぶことが大切です。

そこで今回は、看護師がプラスで取りたい27の資格をピックアップして紹介します。
ぜひ参考にしてください。

目次
  1. 1.看護師がプラスの資格を取るメリット
    1. 1-1.給料アップにつながる可能性がある
    2. 1-2.キャリアの選択肢が広がる
    3. 1-3.自信を持ちやすくなる
  2. 2.【福祉・介護分野】でおすすめの資格
    1. 2-1.ケアマネジャー(介護支援専門員)
    2. 2-2.認知症ケア専門士
    3. 2-3.認知症介助士
    4. 2-4.シニアピアカウンセラー
    5. 2-5.レクリエーション介護士2級
    6. 2-6.音楽健康指導士
  3. 3.【消化器分野】でおすすめの資格
    1. 3-1消化器内視鏡技師
    2. 3-2.栄養サポートチーム(NST)専門療法士
  4. 4.【循環器・呼吸器分野】でおすすめの資格
    1. 4-1.禁煙支援士
    2. 4-2.循環器専門ナース
    3. 4-3.学会合同呼吸療法認定士
  5. 5.【救急分野】でおすすめの資格
    1. 5-1.BLSプロバイダー
    2. 5-2.ACLSプロバイダー
    3. 5-3.PALSプロバイダー
  6. 6.【カウンセリング分野】でおすすめの資格
    1. 6-1.臨床心理士
    2. 6-2.チャイルドカウンセラー
    3. 6-3.こころ検定
  7. 7.【婦人科系分野】でおすすめの資格
    1. 7-1.不妊カウンセラー
    2. 7-2.体外受精コーディネーター
    3. 7-3.マタニティビクス認定インストラクター
  8. 8.【その他の分野】でおすすめの資格
    1. 8-1.臓器移植コーディネーター
    2. 8-2.慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)
    3. 8-3.糖尿病療養指導士(CDEJ)
    4. 8-4.健康医療コーディネーター
    5. 8-5.終末期ケア専門士
  9. 9.看護師がプラスの資格を取得する際の注意点
    1. 9-1.目指すキャリアに合う資格を取得する
    2. 9-2.資格の取得方法を確認する
    3. 9-3.資格取得のために無理をし過ぎない
  10. 10.まとめ

1.看護師がプラスの資格を取るメリット

看護師の資格があれば、医療機関はもちろん、施設や学校などで勤務できます。

しかし、よりスキルアップしていきたいと考えている方のなかには、関連資格の取得を検討している方もいるでしょう。

看護師の資格にプラスして、複数の資格を取得することを「ダブルライセンス」と言い、さまざまなメリットがあります。

では、看護師がプラスで資格を取得するメリットを見ていきましょう。

1-1.給料アップにつながる可能性がある

看護師がプラスの資格を取得することで、給料アップにつながる可能性があります。

資格を持っているということは専門的な知識やスキルを持っているという証明になるため、昇給につながるケースがあるのです。

また、医療機関によっては、特定の資格を取得するとプラスの手当てを支給しているところもあり、給与アップを目指すなら資格手当の有無を確認するとよいでしょう。

1-2.キャリアの選択肢が広がる

プラスの資格を持つことで、看護師としてのキャリアの選択肢が広がります。

看護師長など、役職のあるポジションを狙うには、特定の資格の取得が条件になっているケースも少なくありません。

将来目指すキャリアが明確な場合は、キャリアアップにつながる資格取得を目指すことで、効率的に将来の選択肢を広げられるでしょう。

1-3.自信を持ちやすくなる

資格を取得することで、看護師としての自信を持ちやすくなることもメリットの一つです。

看護の仕事は、資格取得による知識量よりも、現場での実務経験が重要視されがちです。

しかし、日々の業務と並行して資格を取得できれば、実務経験を積みながら知識も増やせるため自己成長につながり、自信を持ちやすくなります。

自信を持って仕事ができれば、患者や同僚、上司などからの信頼も高まり、結果として仕事に対するモチベーションも期待できるでしょう。

2.【福祉・介護分野】でおすすめの資格

看護師がプラスで資格を取得するといっても、さまざまな資格があります。

それぞれの資格の特徴を見ていきましょう。

2-1.ケアマネジャー(介護支援専門員)

ケアマネジャーは、介護が必要な高齢者や障がい者のケアプランを作成し、適切なサービスを調整する役割を担う資格であり、対象者に対して生活の質を向上させるという貢献ができます。

看護師や社会福祉士など保健医療福祉分野での5年以上の実務経験を積んだうえで、介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、介護支援専門員実務研修の課程を修了し、介護支援専門員証の交付を受けた場合に取得できる資格です。

参考:厚生労働省「介護支援専門員/ケアマネジャー」

2-2.認知症ケア専門士

認知症ケア専門士は、認知症に特化した専門知識が学べる資格です。

日本では、高齢化社会の進行とともに認知症患者数が増加しています。

資格取得を通して認知症患者の行動に対する理解が高まるため、認知症ケアのリーダー的存在として、多くの現場で必要とされています。

参考:日本認知症ケア学会「認知症ケア専門士認定試験」

2-3.認知症介助士

認知症介助士は、高齢化が進む現代社会において、認知症の方が安心して社会参加できるように、環境作りや応対、コミュニケーションスキルを身に着ける資格です。

介護・医療業界で働く方はもちろん、高齢者の方が訪れる公共施設や小売店、公共交通機関で働く方、認知症の方の家族などにおすすめの資格です。

参考:日本ケアフィット共育機構「認知症介助士とは?」

2-4.シニアピアカウンセラー

シニアピアカウンセラーは、傾聴のスペシャリストとして、高齢者の話を聴き、心を癒せる資格です。

高齢者との関わり方や正しい会話スキルを学ぶことができ、信頼関係を築きやすくなるでしょう。

高齢者と接することの多い介護の現場などで役立つ資格といえます。

また、似たような資格で高齢者傾聴スペシャリストやJADP認定シニアカウンセラー® もあります。

参考:資格のキャリカレ「シニアピアカウンセラーとは?

2-5.レクリエーション介護士2級

レクリエーション介護士2級は、高齢者に生活の楽しさや充実感を提供するレクリエーション活動を企画・実施できる資格です。

基本的な介護の知識とレクリエーションのスキルと持ち、高齢者のQOL向上に貢献できるようになるでしょう。

参考:日本アクティブコミュニティ協会「レクリエーション介護士2級」

2-6.音楽健康指導士

レクリエーション介護士2級に加え、音楽健康指導士もレクリエーションを行う介護現場などで役立つ資格です。

音楽健康指導士は、音楽の力を活用して、高齢者の健康促進や認知機能低下予防などを測るレクリエーションプログラムを学べます。

参考:日本音楽健康協会「音楽健康指導士」

3.【消化器分野】でおすすめの資格

看護師が消化器分野で取得するのにおすすめの資格は以下のとおりです。

3-1消化器内視鏡技師

消化器内視鏡技師は、内視鏡検査や治療を行う医師をサポートする専門資格です。

医師が内視鏡機器の挿入・操作をスムーズに行えるよう、洗浄や消毒、検査、治療の介助などを専門的に行えるようになります。

専門的な知識を取得できるため、消化器分野でキャリア形成を検討している看護師のおすすめの資格です。

参考:日本消火器内視鏡学会「内視鏡検査はだれがやっているの? 技師? 看護師? 医師?」

3-2.栄養サポートチーム(NST)専門療法士

栄養サポートチーム専門療法士は、患者一人ひとりに合わせて、臨床床栄養学に基づいて栄養管理を行う資格です。

栄養サポートの実務経験やセミナーへの参加が必要ですが、看護師として、栄養面からも患者をサポートしたい方におすすめの資格となります。

参考:日本栄養治療学会「NST専門療法士認定資格制度」

4.【循環器・呼吸器分野】でおすすめの資格

看護師が循環器・呼吸器分野で取得するのにおすすめの資格は以下のとおりです。

4-1.禁煙支援士

禁煙支援の資格は、禁煙したいと考えている人をサポートできる資格です。

カウンセリングやニコチン依存に対する治療法などで、一人ひとりに合った禁煙プログラムを提供します。

初級・中級・上級の3コースがあり、資格を取得すると禁煙外来などで働くチャンスが増えるでしょう。

参考:日本禁煙科学会「日本禁煙科学会 禁煙支援士認定」

4-2.循環器専門ナース

循環器専門ナースは、心臓の解剖整理や最新の循環器に関する治療動向など、循環器のことを広く学べる資格です。

年2回、8日間の研修が実施され、研修終了時の試験に合格すると資格を取得できます。

研修では座学だけでなく、グループワークや実践授業なども実施されるため、体系的に循環器の知識を取得できるでしょう。

参考:臨床心臓病学教育研究会「循環器専門ナース研修」

4-3.学会合同呼吸療法認定士

3学会合同呼吸療法認定士は、呼吸療法に関する高度な知識と技術を育成する資格です。

重症患者を治療するうえで重要となる呼吸療法について学べます。

ただし、看護師や臨床工学技士などの資格保有者で、一定の実務経験がある人のみが試験を受けられます。

参考:医療機器センター「3学会合同呼吸療法認定士」

5.【救急分野】でおすすめの資格

看護師が救急分野で取得するのにおすすめの資格は以下のとおりです。

5-1.BLSプロバイダー

BLSプロバイダーは、一次救命処置(Basic Life Support)の略称であり、心肺停止に対する一次救命処置を身につけられる資格です。

心肺蘇生法(CPR)やAEDの使用方法を学びます。

BLSプロバイダーを取得することで、救急の現場や医療施設で迅速かつ適切な対応ができ、患者の命を救うための基本的な技術を習得できるでしょう。

参考:日本ACLS協会「BLSプロバイダー」

5-2.ACLSプロバイダー

ACLSプロバイダーは、二次救命処置(Advanced Cardiovascular Life Support)の略称であり、二次心肺蘇生法を学べる資格です。

蘇生の基本となる人工呼吸や心臓マッサージのほか、高濃度酸素投与や薬剤投与、静脈路確保などの知識を習得でき、救急医療やICUで活躍したい看護師のおすすめの資格です。

参考:日本ACLS協会「ACLSプロバイダー」

5-3.PALSプロバイダー

PALSプロバイダーは、Pediatric Advanced Life Supportの略称で、小児の二次救命処置法を学べる資格です。

心肺蘇生や呼吸管理、薬剤投与など、小児特有の病態に合わせた救命処置を学びます。

救急現場や小児科で活かせる資格であり、2日間の講座を受講し、筆記試験と実技試験に合格すると資格を取得できます。

参考:日本ACLS協会「PALSプロバイダー」

6.【カウンセリング分野】でおすすめの資格

看護師がカウンセリング分野で取得するのにおすすめの資格は以下のとおりです。

6-1.臨床心理士

臨床心理士は、心理的な問題や精神疾患を抱える人々に対して、カウンセリングや心理療法を行う専門的な資格です。

心の問題にアプローチする専門家であり、さまざまな心理系の資格があるなかで知名度と取得難易度が高いという特徴があります。

取得難易度が高い分、精神・心理的問題のプロとして医療施設はもちろん、学校や福祉施設など幅広い現場で活躍できます。

参考:日本臨床心理士資格認定協会「臨床心理士とは」

6-2.チャイルドカウンセラー

チャイルドカウンセラーは、子どもの発達方法に合わせた支援方法を学び、子どもに合わせたカウンセリングや心理療法を身につけられる資格です。

スクールカウンセラーや特別支援員など、子どもと関わるさまざまな仕事で役立つ資格といえるでしょう。

また、チャイルド心理カウンセラー®やJADP認定チャイルドカウンセラー®という似た資格もあります。

参考:資格のキャリカレ「チャイルドカウンセラーとは」

6-3.こころ検定

こころ検定は、カウンセリングの技法や心理学の基本を学べる資格であり、実務経験が不要なので取得しやすいことが特徴です。

また、看護師が働きながらでも取得しやすい難易度となっており、心理カウンセリングの入門資格としておすすめです。

参考: 日本こころ財団「こころ検定とは」

7.【婦人科系分野】でおすすめの資格

看護師が婦人科系分野で取得するのにおすすめの資格は以下のとおりです。

7-1.不妊カウンセラー

不妊カウンセラーは、不妊で悩んでいる方や不妊治療に取り組む方をサポートするための資格です。

妊娠や出産、不妊に関する適切な知識をもち、最適な不妊治療を選択できるようカウンセリングや情報提供を行います。

参考:日本不妊カウンセリング学会「不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター」

7-2.体外受精コーディネーター

体外受精コーディネーターは、不妊治療のなかでも、体外受精や顕微授精などの生殖医療を受ける方を専門的にサポートするための資格です。

ARTに関する適切な情報提供活動を行い、最適な不妊治療を選択できるようサポートする専門的な資格となります。

参考:日本不妊カウンセリング学会「不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター」

7-3.マタニティビクス認定インストラクター

マタニティビクス認定インストラクターは、妊娠中の女性が健康な状態で出産を迎えられるよう、安全で効果的なエクササイズを指導する資格です。

マタニティビクスやマタニティヨガなどの運動を通じて、妊娠中の健康維持やストレス軽減、出産に向けた体力作りをサポートします。

参考:日本マタニティフィットネス協会「マタニティビクス認定インストラクター養成講習会」

8.【その他の分野】でおすすめの資格

これまで看護師がプラスで取りたいさまざまな分野の資格を紹介してきましたが、そのほかにもおすすめの資格があります。

8-1.臓器移植コーディネーター

臓器移植コーディネーターは、ドナーを探す患者とドナー提供者がつながるようにあっせんする資格です。

看護師をはじめとする医療従事者が取得できる資格ですが、資格を取得し、臓器移植コーディネーターとして働くには、現在の仕事をやめてキャリアチェンジする必要があります。

参考:日本臓器移植ネットワーク「臓器移植コーディネーター」

8-2.慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)

慢性腎臓病療養指導看護師は、腎臓病患者に対して、熟練した看護技術と知識のもと、高水準の支援ができるようになる資格です。

腎臓病に関する専門的な知識を習得でき、透析クリニックなどで働くときに有利になるでしょう。

参考:一般社団法人日本腎不全看護学会「慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)」

8-3.糖尿病療養指導士(CDEJ)

糖尿病療養指導士は、糖尿病患者に対する生活指導のエキスパートです。

糖尿病に関する項度で幅広い知識を持ち、患者が自ららセルフケアできるように支援を行います。

また、医師や管理栄養士、薬剤師と連携して、糖尿病患者の生活をサポートする重要な役割も担っています。

参考:日本糖尿病療養指導士認定機構「CDEJを目指す方へ」

8-4.健康医療コーディネーター

健康医療コーディネーターは、健康の維持増進や予防医療の推進を行う専門資格です。

資格の取得を通して、三大疾患や生活習慣病、健康長寿、高齢者介護、漢方医療などの基礎知識を習得でき、健康長生きするための適切な指導ができるようになります。

参考:日本健康医療学会「日本健康医療コーディネーター研修会」

8-5.終末期ケア専門士

終末期ケア専門士は、終末期を迎えている患者に対して、科学的なエビデンスをもとに終末期ケアを提供する資格です。

看護師として2年以上、准看護師として3年以上の実務経験があれば受験可能な資格です。

参考:日本終末期ケア協会「終末期ケア専門士とは」

9.看護師がプラスの資格を取得する際の注意点

看護師がプラスの資格を取得することは、キャリアを充実させられるなどのメリットがあります。

しかし、資格取得を目指すときは、キャリアに合った資格を選ぶ、適切な取得方法を確認するなどの注意点があります。

ここでは、看護師がプラスの資格を取得する際に注意すべきポイントについて詳しく解説します。

9-1.目指すキャリアに合う資格を取得する

看護師がプラスの資格を取得する際は、自身の目指すキャリアに合った資格を選ぶことが重要です。

たとえば、将来活躍したい診療科や領域があれば、関連資格を取得するのがおすすめです。

「取得難易度が低く、短期間で取得できそうだから」

「同僚の看護師が資格を取ったから」

などの理由で資格を取ると、目指すキャリアとは関係のない資格を取ることになり、活用シーンがない可能性が高いでしょう。

そこで、まずは目指すキャリアを明確にしたうえで、取得難易度などにかかわらず、必要な資格を取得するのがおすすめです。

9-2.資格の取得方法を確認する

資格を取得するためには、取得方法をしっかりと確認することもポイントの一つです。

看護師に関連する資格はさまざまな種類があり、資格によって取得条件や取得方法が異なります。

実務経験や講座の受講が必要であるなど、取得方法や条件はさまざまなので、まずは看護師として働きながら取得できるか調べるようにしましょう。

9-3.資格取得のために無理をし過ぎない

看護師がプラスで資格を取得することはさまざまなメリットがあります。

しかし、どのような資格であっても取得には時間と手間がかかるため、看護師の仕事をしながら資格を取得するのは簡単なことではありません。

キャリアや収入面でメリットがあるとしても、資格を取ることに注力しすぎると、本業にあたる看護師の仕事に支障が出る可能性があります。

さらに、体調を崩したり、ストレスが溜まったりする可能性もあるため、自身の体調やライフスタイルに合わせて、無理のないスケジュールで資格取得を目指すのがおすすめです。

10.まとめ

今回は、看護師がプラスで取りたい資格について紹介しました。

看護師がプラスで資格を取得すると、目指すキャリアを形成しやすくなったり、収入がプラスになったりするメリットが期待できます。

ただし、目指すキャリアにマッチする資格を取得すること、本業と資格取得をバランスよく両立し無理をし過ぎないことが大切です。

ぜひ今回の記事を参考、看護師としてのスキルアップに資格取得を検討してみてください。

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